キャットフードの機能

普段当たり前のように愛猫に食べさせている、キャットフード。
猫を飼っていれば、これをなくしては猫の安定した食生活を送らせてあげることはできません。
しかしながら、ただ「猫が痩せすぎず太りすぎずいればいい」などと適当にキャットフードを選んで与えるだけでは、栄養バランスが崩れてしまう恐れがあります。
つまり、あげようとしているキャットフードの機能など、詳しいことを把握しておく必要があるのです。
今回は、キャットフードの機能についてご紹介します。

本来キャットフードというのは、「猫が口にするもの」といった単純なものではありません。
猫のために栄養バランスやカロリーを考慮して開発・製造されたものを「キャットフード」というのです。

今挙げたように、キャットフードの最大の機能といえば「栄養バランス・カロリーをしっかり摂取できること」です。
愛猫の体重に見合った量さえ食べさせれば、必要とされるタンパク質、ビタミン、脂質、ミネラル、炭水化物をはじめとする栄養素とカロリーを過不足なく摂取することができます。

かつてキャットフードが一般的ではなかった頃は、人間の残飯をあげていたケースが多く、お世辞にもカロリーも栄養バランスも摂れていたとはいえませんでした。
それが、キャットフードが普及してからは10歳に満たないほどだった平均寿命も現在では15歳ほどにまで延びたのです。
この点だけ見ても、キャットフードによる栄養とカロリーのバランスがいかに取れていて、その効果が絶大であるかがわかることでしょう。

また、他に挙げられる機能として「体内で作られない栄養素の補給ができること」もあります。
猫の体内で作ることのできない栄養素といえば、タウリン、ビタミンA、B1、Eなどがあります。
多少不足していても直ちに健康に悪影響が生じるわけではありませんが、内臓の健康保全や目の網膜細胞の発達、成長には欠かせない重要な存在です。
これもまたキャットフードなら過不足なく補給できるため、重要視すべきなのです。