スープ・シチュータイプのキャットフード

頻繁にあげているという人が少なく、主流な存在ではないスープ・シチュータイプのキャットフード。
頻繁どころか、ほとんどあげたことがない人もいることでしょう。
今回は、そんな影の薄い存在であるスープ・シチュータイプのキャットフードについたご紹介します。

特徴としては、何よりも「水分量の多さ」が挙げられます。
スープ・シチューですから、一般的な水分量が70~80%のウェットタイプに比べて、それらは限りなく100%に近くなっています。
そのため、水をあまり飲もうとしない猫に水分を摂らせるには、スープ・シチュータイプは味がしっかりあるために興味を引きやすく、まさにうってつけだというわけです。

ただ、水分量が最も高いタイプであるがために、保存期間が短いのがデメリットとして挙げられます。
梱包もパウチのものがほとんどなので、一度開けてしまえばすべて与えないと劣化しやすく、保存の自由がほとんど利かないので無駄になってしまいます。

しかしながら、?む必要がほとんどないため子猫にも老猫にもあげることができます。
栄養面については、当然総合栄養食には劣るものの、マグロやカニ、ささみといった猫が欲しがる具が含まれており、比較的素材にも近く、添加物も少ないことから天然に近い栄養分を安心して摂ることができます。

また、意外にも種類が多く、海外製の高級なものも数多くあります。
主に具材にこだわっており、猫にとってはとても味や香りを楽しめるものになっています。
おやつにしてもいいですし、ちょっとした贅沢として楽しませるのも良いでしょう。

他には、少し高くつきますが総合栄養食と一緒に水代わりにあげるのも手です。
水に比べると水分補給をしてくれる可能性は格段と上がりますし、積極的に栄養を摂ってくれるという期待もあります。
ただ、総合栄養食が元々多めだった場合には、それを減らさなくてはカロリーの摂取量が上がり、肥満になりやすいため調整が必要になります。