パテタイプのキャットフード

キャットフードを取り扱っているお店であれば、たいていの場合は見つけることができる、パテタイプ。
ドライタイプに継ぐほどに取り扱いも楽なため、愛用している方も多いことでしょう。
今回は、パテタイプのキャットフードについてご紹介します。

分類としては、フレークタイプ同様にドライタイプとウェットタイプの中間という曖昧な位置になっており、ほとんどが一般食です。
ウェットタイプの一部だという見方もあり、曖昧な存在になっています。
特徴はウェットタイプそのものとは違い、肉や魚といった素材に近い状態とはいえないため嗜好性が高くありません。
このことから、主食として毎食食べさせても良いように見えてきますが、それは間違いです。
その多くは一般食として作られているため、総合栄養食よりもカロリー及び栄養のバランスがとれておらず、補助的な役割になっているからです。

ただ、一部ではタンパク質やビタミン、カルシウムなどの栄養素がしっかりと含まれており、カロリーも過不足なく摂取できる総合栄養食として作られているものもあります。
このようなパテタイプであれば、毎食主食としてあげても問題ないでしょう。
食感がしっかりある一方、とても柔らかくなっているため、歯が弱くても食べやすくなっています。
この面も考えると、むしろ子猫や老猫にとっては最も良い所取りなキャットフードで、積極的に食べさせると良いでしょう。

しかし柔らかいという特徴は、歯に負担を与えず優しい印象が生まれてくる一方、ドライタイプのような硬いものをかみ砕く「あごの力」や、歯石を取り除くといった「洗浄力」といったものが生まれてきません。
なので、パテタイプを主食としてあげる場合は、より歯の管理を強化する必要があります。

形態としては、アルミ製のトレイに入っているものと大きめの缶詰に入っているものが主に出回っています。
缶詰タイプのものは、ウェットタイプのものと間違ってしまわないように気を付けましょう。