フレークタイプのキャットフード

キャットフードの中でも、メジャーなように見えて意外にマイナーな存在であるフレークタイプ。
ドライタイプやウェットタイプを選ぶ人が多い中でも廃れることなく売られ続けています。
今回は、そんなフレークタイプのキャットフードについてご紹介します。

フレークタイプのキャットフードですが、実際には一つの種類として完全に独立しているわけではなく、広義的な見方ではウェットタイプに分類されます。
確かに、ドライタイプに比べると明らかに水分含有量が高くなっています。
逆に、水分量が80%を超えるウェットタイプよりも50~60%ほどとなっているので、位置的にはドライタイプとウェットタイプの中間にあり、どちらかといえばウェットタイプだというわけです。
セミドライタイプという呼ばれ方をすることもあります。

特徴もドライタイプとウェットタイプの中間のようになっており、ウェットタイプよりも保存期間は長い反面、ドライタイプよりも短くなっています。
この特徴を上手く利用するとなれば、主食のドライタイプも水も過不足なく摂取するものの、まだ水が足りていない様子だったり、乾燥しやすい時期で不安に感じるという場合に少しだけ水分を摂取させることができ、水の飲みすぎになる心配がありません。

また、保存期間がウェットタイプよりも長いのにもかかわらず、肉や魚の素材に近い味や食感がするため、興味を引きやすい上にドライタイプ以外の保存食としても活用できます。

他にも、ウェットタイプよりもカロリーがあり、栄養バランスが取れているものが多いため、おやつやカロリー及び栄養不足の際に食べさせることもできます。
ただ、逆に言ってしまえば総合栄養食として与えられるドライタイプのように、主食として毎食食べさせることは、あまり望ましくありません。
あくまでも総合栄養食を基盤にすることは忘れてはいけないといえます。
基本的な扱いはウェットタイプと同じとして考えておくといいでしょう。